ハネシタとは肩ロースの内側にある部位で柔らかくとろける牛肉の部位です。
和牛のなかでも、一番の霜降りと名高い部位で一頭からほんのわずかしか取れません。関西ではハネシタ、関東ではザブトンと呼ばれます。
その他、和牛は部位によって様々な名称があります。
そんな肩ロースの中でも特においしいといわれている内側の部位のハネシタの特徴や味、おすすめの料理方法などについて紹介していきたいと思います。
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ハネシタ(ザブトン)とは
ハネシタとは、クラシタのあばら側へと続く肩ロースのこと。アメリカではチャックフラップ(Chuck flap)と呼ばれます。
1頭あたり約4kgしか取れない希少部位です。
1頭あたりの枝肉重量を約330kgとすると、ハネシタ(ザブトン)は約1.2%しか取れません。
ハネシタは漢字名では羽根下と書き、羽根のように上級部位を包み、守ってるかのようなザブトンの形をしています。
別名では”タチバラ”と言われることもあるので、この機会に知っておくとよいでしょう。
アメリカでは肩ロースをさらに名称を分けて、
- ハネシタ=チャックフラップテール
- ザブトン=チャックフラップ
と呼んでいるそうです。
ハネシタ(ザブトン)の特徴
ハネシタ(ザブトン)の最大の特徴はとろけるようなやわらかさ。
後味にいやみがなく上品で、とろける食感とコクのある味わいが特徴で、店によっては”特上カルビ”という名称で出されることもあります。
最近ではクラシタも含めて、ロースの中でも最も美しいサシが入っている部分をそのように呼ぶことが増えているようです。
肉を強く感じる食感と柔らかさ両方を持ち合わもった肉質は数多くの牛肉通の舌を唸らせてきました。
ハネシタ(ザブトン)のおすすめ料理
強烈なとろける柔らかさをもったハネシタは焼肉で食べることをオススメします。また、強烈なインパクトを持っているので焼肉で注文する際も終盤にもってきた方がよいでしょう。
- 焼肉
- ステーキ
- しゃぶしゃぶ
- すき焼き
国産ハネシタ(ザブトン)をお取り寄せ
いかがでしたか?
ハネシタはやわらかく風味があり、サシの入りが良い特選ロースなどに使用されます。
焼肉店でも滅多におめにかかれない希少部位ではありますが、見かけた際はぜひご注文を。後味にいやみがなく上品で、とろける食感とコクのある味わいを堪能してみてくださいね。