京都府のブランド牛肉である亀岡牛は亀岡市でじっくりと育てられた牛にのみ与えられる称号です。農林水産大臣賞を受賞した経験をもつなど、近年注目を浴びています。特に近畿地方では昔から牛肉食の文化が発展しており、各地域でブランド牛の生産とプロモーションが盛んに行われています。
本記事では、ご当地食材としてプレゼントや贈り物に最適な亀岡牛について紹介していきます。
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亀岡牛とは
亀岡市は美しい水と空気に恵まれた京都府にある田舎町です。自然環境としては夏冬の気温差が大きく、35°C以上になることも。
牛にとっては厳しい環境ですが、この温度差によって牛の身を引き締め美味しく格別な味にするといわれています。飼育にこだわり、他のブランドと比べ長く飼育して牛が成熟するのをじっと待つことで、風味や脂の艶を引き出しカラッとしつこくない味に仕上がります。この飼育期間の長さは他のブランド牛肉と亀岡牛の違いにあたります。
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亀岡牛の定義
以下の条件で育てられた牛肉のみ、亀岡牛と名乗ることができます。
- 黒毛和種であること
- と畜場から遡り14ヶ月以上亀岡市内にて肥育
- 亀岡市食肉センターでと畜されたこと
- 協議会が適当と認めるもの
ゆっくりと亀岡の土地で時間をかけて育てられた牛にのみ、亀岡牛の称号が与えられます。
余談ですが、京都府亀岡市で育てられている和牛の頭数は、京都府内の飼育頭数の3割以上のシェアを占めています。それほど亀岡市では牛の飼育が盛んな模様です。
2016年 亀岡牛の生産者が農林水産大臣賞を受賞
平成26年度に開催された第63回近畿東海北陸連合肉牛共進会において、亀岡市の畜産農家が育てた亀岡牛が最優秀賞にあたる農林水産大臣賞を受賞しました。神戸牛・松坂牛・近江牛・飛騨牛などといった有名なブランド牛を含めた選りすぐりの肉用牛計100頭が出品される中で、霜降りの均等さや脂肪の光沢と質が非常に高く評価されて最優秀賞と優秀賞のダブル受賞となり、亀岡牛の知名度がグンとあがりました。
亀岡牛の管理団体
京都のブランド牛である亀岡牛は亀岡牛枝肉振興協議会によって管理されています。安全な亀岡牛を消費者に安心して食べてもらえるように、認定証を取引店に展示されています。
つまり、亀岡牛枝肉振興協議会認定を受けた販売店でしか亀岡牛は取り扱っていません。また商品には、亀岡牛の証明シールを発行し、私たちの手元に届く際に添付されるようになっています。個体識別番号を検索すると、生産の履歴も明確に確認できます。
亀岡牛枝肉振興協議会
TEL/FAX:0771-22-0190